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漢文仏典講読会 大乗仏教の探求―無著の『摂大乗論』を読む―

漢文仏典購読会 竹村牧男先生
竹村牧男先生 (C)東京大学仏教青年会

講 師

竹村 牧男 先生(東洋大学学長)

開講日

第3木曜日 13:00-14:30  講座開始日 4月19日(木)

テキスト

プリント配布(コピー代は別途ご負担いただきます)

講義内容

 大乗仏教思想の一つの大きな潮流を形成した唯識思想は,弥勒(350~430)・無著(395~470)・世親(400~480)によって大成されたと言われます。その思想運動の中で,大乗仏教の綱要をまとめていく作業がなされ,いくつかの論書が作成されていきますが,その中でもっともよく整理され,体系的に編まれた書物が,無著の『摂大乗論』です。
 『摂大乗論』は,大乗仏教の特徴を,阿頼耶識・三性説・唯識観・六波羅蜜・十地・菩薩の戒・菩薩の定・菩薩の慧・無住処涅槃・三身の仏身論など,十項目を採りあげて説明しており,大乗仏教とはどのような性格を持ったものなのか,いわゆる小乗仏教と何がどう異なるのかがよく理解できるものとなっています。あわせて,唯識思想の基本も解説されていて,その理解をももたらしてくれることでしょう。したがって,特に中国や日本のさまざまな宗派の教理に共通の,大乗仏教の基礎学を修得するにも,適切な論書であると思います。
 『摂大乗論』のサンスクリット写本は存在しませんが、漢訳とチベット訳があり、本講座では玄奘訳『摂大乗論』を採り上げて解説します。テキストとしては、『国訳大蔵経』の書き下し文を用います(会場で配布)。この講座は平成28年度より開始しておりまして、平成30年度は、菩薩(大乗仏教徒)の修行の基本を説く「入所知相品」からとなります。
 大乗仏教の綱要書というと,『大乗起信論』と『摂大乗論』くらいしかありませんが,特に『摂大乗論』は無着の作であることから出自が明確であり,信頼できるものでもあります。そこで,この論書を読むことを通じて,大乗仏教がめざしていることを学んでみたいと思います。