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日本中世の浄土教から「仏教史学」を照射する

講 師

菊地 大樹 先生(東京大学史料編纂所准教授)

開講日

5月22日(金)、6月12日(金)、7月10日(金)
※全4回、各回18:30-20:00、要事前申込

講座内容

本講義は、おもに「仏教史学」の立場から日本仏教を考えます。伝統的な宗学研究では宗史と宗学が一体化していましたが、19世紀終わりに学問的枠組みが確立すると、歴史学と仏教学に分離していきました。それから1世紀あまりを経て、両者の再統合があらためて求められています。
そこで本講義ではこのような問題意識をベースに、中世(10~16世紀)の仏教のなかでも、とくに「浄土教」の展開を軸に考えていきたいと思います。平安浄土教と法然・親鸞の専修念仏の違いは何だったのかという問いが、まずは一つの中心になるでしょう。しかし、前提となる平安浄土教の実態や、法然・親鸞と同時代のカウンターパートである栄西や日蓮、さらには彼らをとりまく顕密仏教の到達点との関係を総合的に考えなければ、中世仏教、さらには日本仏教の特質は見えてきません。加えて歴史学の立場からは、当時の国家や社会、あるいは京・鎌倉という都市の状況も踏まえ、さらに武士や貴族の信仰までを見据えて浄土教の展開を考えてゆくことになります。
毎回、史料をお配りしてその場で読解していきますので、とくに予習は必要ありませんが、お時間のある方は井上光貞『日本浄土教成立史の研究』(山川出版社、1975年)、平雅行『日本中世の社会と仏教』(塙書房、1992年)などを参照しておいてください。

備考

・本講座は当会会員ではない方でもご聴講いただけます。ただし、会員外の方は参加費6,000円〈全講義分〉を初回講義時に納入していただきます。(会員の方は無料です)
・講義で使用するテキスト・資料はプリントを配布します(コピー代は別途ご負担いただきます)。
・資料準備の都合上、初回から本講座を聴講ご希望の方は、お手数ですがEメールかお電話にて、当会までご連絡をお願いいたします。
・4回の講義内容は連続したものとなっておりますが、途中からの聴講も可能です。途中からご参加をご希望の方は随時事務局までご連絡ください。

<お知らせ>

4月の開講講座が中止となったため、現在3回分の日程をお知らせしております。他の日程につきましては、予定が決まり次第お知らせいたします。ご了承ください。(3/21)