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理事長挨拶

2021年1月15日

東京大学仏教青年会 会員各位

2020年はコロナウイルスの出現により、私たちの生活が一変したように思います。

対面での行事が制限され、オンラインでの活動を余儀なくされています。また、最初は、未知のウイルスに、どのように対応したら良いのか分からない状態の中での自粛であったように思いますが、いつの間にか、三つの密を避け、換気を十分におこなうことが、感染を防ぐ手立てであることが分かってきました。

当会も、2020年前半はしばらくの間、活動を完全に停止しましたが、徐々に皆様と情報を共有しながら活動の再開を模索しております。今後は皆様のご協力のもと、オンライン講座を中心として活動を展開していけたらと考えています。

仏教青年会の活動は、多くの先人方の努力のおかげで、現在のような形になって参りました。仏教が伝えてきた他者への思いやりの精神、すなわち苦しんでいる人が居るときには、手を差し伸べられる気持ちが大切です。

『文殊師利般涅槃経』に、文殊菩薩は貧しい人の姿になって私たちの前に現れるので、貧しい人を救済することは文殊菩薩に供養することであると説かれています。この精神と同じことが、今の新型コロナウイルスの感染状況の中でも言えるのではないでしょうか。感染された方に対して温かい手を差し伸べるのは、文殊菩薩に供養することである、と。

感染された方々は、もしかしたら私たちのために代わって苦を引き受けてくれているのかも知れません。思いやりの気持ちで接していきたいものです。

2021年は感染爆発に近いような、あまり喜ばしくはない状態から始まりました。会員の皆様が、活動を通じて少しでも心が楽になればと祈念しています。その意味では、新型コロナウイルスと共存していく道を模索しなければならないのだと考えています。

末筆ながら、皆様のご健勝と、新型コロナウイルスが一日も早く終息することを念願しております。

一般財団法人 東京大学仏教青年会
理事長 蓑輪顕量