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開講講座案内

東アジア(漢字文化圏)の仏教思想―『大乗起信論』を学ぶ

講 師

橘川 智昭 先生(東洋大学・東海大学非常勤講師)

開講日

第2、第4土曜日 15:00-16:30

(5/14、28、6/11、25、7/9、23、9/10、24)

講座開始日

2022年5月14日(土) 申込締切日:対面 4月18日(月)、オンライン 5月2日(月)

講義形式

対面(定員15名)およびZoomによるオンライン形式の併用

テキスト

宇井伯寿・高崎直道訳注『大乗起信論』(岩波文庫)

講義内容

馬鳴造・真諦訳『大乗起信論』を講読します。本書は、その名の通り、大乗とは何か、大乗の法を信ずるとはどのようなことであるのかを説き明かそうとするものです。そして摩訶衍(大乗)の法とは衆生心であると説かれ、さらに一切の迷悟、染浄の世界について考察が進められていきます。『大乗起信論』は大乗仏教の綱要書であるとともに、私たちの心の探究の書といえます。

『大乗起信論』は六世紀中葉の中国にあらわれました。表向きはインドの馬鳴(アシュヴァゴーシャ)が作り、真諦三蔵(499–569、パラマールタ)が漢文に翻訳したことになっていますが、梵文原典は存在せず、インド仏教で本書が用いられていたことを見届けうるような資料もありません。夙に本書は中国で作られたものであろうという説が生まれ、今日の学界でも中国成立説はかなり有力になりました。しかし成立事情が疑わしいからといって、本書の価値が損なわれるものではありません。中国・朝鮮半島・日本という東アジアにおいて、この書は最も多く読まれ、諸宗の拠り所とされてきた仏教書であり、群を抜く輝きを放っています。また仏教という枠を超え、東西の様々な思想に通じる要素をもつ点にも気づかれることと思います。

テキストとして宇井伯寿・高崎直道訳注『大乗起信論』(岩波文庫)を使用しますが、今年度より英訳や注釈書(法蔵『大乗起信論義記』)なども参照しながら丁寧に読んでいきたいと思います。なお今年度はまた最初から読んでまいります。テキストは各自御準備ください。その他の資料については必要に応じて配布します。

備考

本講座は通年の内容の前半部分となり、後期に続きとなる講座の開講を予定しております。

今期はモニター講座として開講するため、参加費無料でご受講いただけます。(万一講師の都合等により休講となった場合、補講はいたしません。)

【対面形式で受講希望の方】講座申込用紙に必要事項をご記入の上、申し込み用紙をFAXかメール、郵送でお送りください。(その際の通信費はご負担をお願いいたします。)5月初旬に受講票をお送りいたします。

【オンライン形式で受講希望の方】公式HPの専用フォームにてお申込みください。5月7日(土)までにZoom入室のためのID、パスワードなどを事務局よりメールにてお送りします。万一5月7日(土)までにメールが未着の方は、11日(月)までに事務局までご連絡ください。(連休のため4/29–31、5/3–5は休館となります。また、講座当日のご連絡には対応できない場合がございますので、何卒ご了承ください。)

第2回以降からでもご受講いただけます。対面受講を途中からご希望の方は配布資料準備の関係上、受講開始希望日の7日前までに事務局まで直接ご連絡ください。

最終回終了後にアンケートを配布しますので、ご回答をお願いいたします。