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漢文仏典講読 空海の思想を尋ねて―『十巻章』を読む

講 師

竹村 牧男 先生(前東洋大学学長)

開講日

第3水曜日 13:00–14:30

(10/19、11/16、12/21、1/18、2/15、3/15)※全6回

講座開始日

2022年10月19日(水)

講義形式

対面形式(定員20名)およびZoomによるオンライン形式の併用

テキスト

『十巻章』改訂版(高野山大学出版部、1969年)

講義内容

弘法大師空海はその主著『秘密曼荼羅十住心論』のほかにも膨大な著作を残しています。かつて、本講読会において、『秘蔵宝鑰』を拝読したこともありましたが、それには仏教各宗の教義の概要を学ぶという意味がありました。空海の仏教、真言密教そのものの思想は、さらに深く尋ねていく必要がありますが、そのためのテキストとして、『十巻章』という書物があります。これは、空海が著した著作7種・10巻を一冊にしたもので、中に、『即身成仏義』、『声字実相義』、『吽字義』(以上、各1巻)、『弁顕密二教論』(2巻)、『秘蔵宝鑰』(3巻)、『般若心経秘鍵』(1巻)、『菩提心論』(1巻)が収められています。ただし『菩提心論』は、龍猛作と言われるもので、空海の著作ではありませんが、空海が大変重用したものです。この中、特に『即身成仏義』、『声字実相義』、『吽字義』は、密教の世界観そのものを描いたものです。この『十巻章』を拝読していくことを通じて、空海の真言密教の内奥・本質に迫りたいと思います。現在は『即身成仏義』を読み進めています。

備考

本講座の内容は前期講座からの続きとなりますが、前期に受講されていない方でも御受講いたただけます。今期はモニター講座として開講するため、年会費を納入された方は参加費無料で受講いただけます。(補講は開講しません。)最終回終了後に配布するアンケートへのご回答をお願いいたします。
テキストは対面の場合はプリントで、オンラインの場合はデータにて配布します。